雪解け水が流れ、桜が咲き始める春、ネイティブトラウトゲームが一番盛り上がる季節が始まります。
特に人気な、ヤマメやイワナ、ニジマスは渓流ネイティブトラウトのメインターゲット。
水のせせらぎを聞きながら、一匹との出会いを求め釣り上がる渓流のネイティブトラウトゲームは、大人が無心になれる奥深い釣りの一つです。
今回は、リュックにも入るなどコンパクトになるトラウトロッドの中でも特に人気のパックロッドを厳選してご紹介させていただきます。
渓流ネイティブトラウト釣りでパックロッドを使うメリット
機動力が上がる
リュックにロッドが入るという事は、両手をフリーにして釣り場へ向かうことが可能で安全性にも繋がります。
渓流の春は雪が残り滑りやすい場合も多く、夏は草木が茂り、季節によって状況が変わってきます。
なるべく身軽に動けることは、疲労軽減にも安全面にも非常に繋がります。
安全に楽しく遊ぶためにも、パックロッドがおすすめです。
破損を防げる
渓流ネイティブトラウトロッドは繊細で細身のロッドが多いため、移動してる際に転んでしまった時など、破損につながる事が有ります。
コンパクトになる事で、カバーを付け破損を防ぎながらリュックに入れるなど、軽快に安全に持ち運べるようになります。
万が一転んでしまっても破損を防げますので、渓流でネイティブトラウトをメインでやられる場合にはパックロッドは非常に有効です。
収納スペースが減る
特にロッドは自宅で保管する際に場所を取ってしまいます。
その点、パックロッドであれば場所を最低限のスペースで綺麗に片付けられます。
家族から邪魔扱いされる、部屋が狭い、部屋に置けないから車に積んでおく、など様々な問題をパックロッドが解決してくれます。
渓流ネイティブトラウト釣りでパックロッドを使うデメリット
テレスコピックはガイドが緩む
振り出し式のテレスコピックは、準備も簡単で非常に便利ですが、ガイドがクルッと周りやすく動く場合が有ります。
ガイドが動くことは、トラブルの原因にも繋がりますし、何より釣りに集中できなくなりますので細かなチェックが必要です。
継ぎ目が緩くなる
4ピース、5ピースと細かくなるパックロッドは、感度も使用感も良く、渓流ネイティブトラウトではメインになっています。
しかし継ぎ目が多くなる分、緩む事も増えてきます。
継ぎ目の緩みは破損の原因にも繋がりますので、すっぽ抜け無いよう注意しましょう。
フェルールワックスを使用することで、問題を解決することも出来ます。
渓流ネイティブトラウトに適したパックロッドの選び方
長さ
渓流でのネイティブトラウトは、ロングキャストと言うよりも短距離の的確なキャストが重要になります。
渓流では、草木がありロッドを振るスペースも限られてきます。
その為、7フィートなどは長すぎて逆に扱いにくい場面が多くなります。
長くても6フィート台までの長さがおすすめです。
飛距離が必要ではなく、キャスト精度、アクションなど取り回しのしやすい4フィート程のロッドも人気です。
短いロッドは、短距離のキャストに優れ、操作性も上がります。
硬さ
渓流のトラウトは地域によってサイズの差があるため、狙うサイズ、使うルアーによって硬さを選ぶことをおすすめします。
アベレージが20センチ程のポイントではXUL（エクストラウルトラライト）、尺30センチ以上クラスのサイズ出るポイントではUL（ウルトラライト）を選びましょう。
使用するルアーサイズもXULでは、より軽いものを繊細にアプローチ可能で、十分に小さなサイズでもファイトを楽しめます。
ULでは5gなど少し重めのミノーにアクションを加えやすく、大型のトラウトにもパワー負けせずファイトが楽しめます。
本流や川幅が広いポイントではLクラスを使いますが、ショートキャストの渓流や小規模河川では硬くてもULくらいまでが最適です。
仕舞寸法
パックロッドで重要なのは仕舞寸法です。
リュックなどでロッドを持ち歩く場合は特に、コンパクトであるほど持ち歩きしやすく利点が生まれます。
目安とすれば50センチ未満の物が最適です。
リュックや車に収納する際、また家に省スペースで片付けらる際、目安としてこのくらいの長さのロッドを選ばれると間違い無いかと思います。
渓流ネイティブトラウト用パックロッドおすすめ12選
アルファタックルCRAZEE TROUT GAME（545UL-T）
コスパに優れたアルファタックルのパックロッドです。
振り出し式のテレスコピックロッドで、5.4フィートと汎用性の高いレングスもポイントです。
仕舞寸法も42センチと非常にコンパクトになりますので持ち運びに便利です。
1.5gから5gまでのルアーを扱えるので、渓流トラウトのほとんどのシーンに対応できます。
スミストラウティンスピン マルチュース（TRMK-394UL）
トラウトフィッシングで群を抜いて人気のスミスから出ているパックロッドです。
4ピースのマルチピースで、仕舞寸法がなんと35.5センチと非常にコンパクトになります。
3.9フィートとショートレングスですが、キャスト精度、アクションなどは付けやすく非常に扱いやすいロッドです。
シマノカーディフ ネイティブスペシャル（S42UL-3）
3ピースのロッドになっており、仕舞寸法は45センチほどです。
継ぎ数が少ない事で、継ぎ目が緩むなどのトラブルも少なくなり破損もしにくくなります。
4.2フィートのショートロッドで、キャスト、アクションを付けやすいロッドです。
1gから7gまで幅広いルアーを使えるので、汎用性の高さもポイントです。
ジャクソンカワセミラプソディ（KWSM-S46UL-T）
こちらは振り出し式のテレスコピックロッドとなっており、仕舞寸法は49センチとなっております。
癖がなく非常に使いやすい素直なロッドですので、釣りのレベルに関係なく誰でも気持ちよく使用できます。
4.6フィートのレングスは取り回しも抜群。
様々なシーンで活躍してくれる事間違いなしのロッドです。
アブガルシアトラウティンマーキスナノ（TMNS-516L II TE）
トラウトアングラーから根強い支持を集める、アブガルシアのトラウティンマーキスシリーズのパックロッドです。
振り出し式のテレスコピックロッドで、仕舞寸法は47センチになります。
キレのあるアクションを付けれること、魚をかけてからの粘り強い曲がりが魅力のロッドです。
5.1フィートのレングスは、小川から渓流など様々なポイントで重宝します。
メガバスGREAT HUNTING（GHBF48-4UL）
バスやシーバスのイメージが強いメガバスから出ているトラウトパックロッドです。
4ピースでなんと仕舞寸法が38センチと非常にコンパクトになります。
獣道を藪漕ぎしながら進み、上流部へ釣り上がるエクストリームスタイルに合わせて作られたロッドです。
パワーや使用感は抜群。
流石メガバスといえる美しい外観は釣り人の心を鷲掴みにします。
アブガルシアズームサファリ（ZMSS-505L）
アブガルシアから出ているコスパに優れたパックロッドです。
5フィートと扱いやすいレングス、35.6センチとコンパクトになる仕舞寸法、2gから8gまで扱えるルアーウェイトと汎用性に優れたロッドとなっています。
カーボンだけでなく、グラス素材が入ったロッドなので破損もしにくく、しなやかに曲がるので最小限の力でキャストできるのも魅力です。
メジャークラフトファインテール（FTX-B46/505UL）
コスパに優れたロッドを数々排出している人気メーカー、メジャークラフトから出ている渓流ベイトパックロッドです。
バット部分のピースが多く入っており、全て継なぐと5フィート、バット部を抜かして継なぐと4.6フィートと長さを変えれるスイッチスタイルのパックロッドとなっています。
破損から守るセミハードケースも付属しているので、持ち運びも安心してできます。
スミストラウティンスピン ダガーストリーム（DS-TE DS-TEC50UL）
スミスから出ている渓流ベイトパックロッドです。
振り出し式のテレスコピックロッドでシンプルな外装もおすすめのポイントです。
テレスコピックロッドとは思えないシャープなロッドで、キャストも気持ちよくでき操作性も抜群です。
ベイトロッドならではの楽しさを存分に味わえる一本です。
ダイワワイズストリーム ブラック（45ULB-3）
人気メーカー ダイワから出ている渓流トラウト用ベイトパックロッドです。
継ぎ数が3本と少ないながら49センチとコンパクトになる仕舞寸法となっています。
シャープな振り抜きのできるブランクスに軽量のチタンガイドが搭載されているので、ロッドの自重も非常に軽く、パーミング性に優れたロッドです。
4.5フィートなので、様々なシチュエーションでつかえる汎用性の高さも魅力の一つです。
フィッシュマンBeams blancsierra 5.2UL
ベイトロッド専門のロッドメーカー フィッシュマンの渓流トラウトロッドです。
3ピースで仕舞寸法は62センチと少し長めですが、使用感抜群の不思議なロッドです。
グラス素材が入っているロッドの様にしなやかに曲がりますが、素材はカーボンで出来ています。
曲がるのに収束が早く、反発力もある、でも柔らかい、と言ったいいところを集めた様なロッドとなっています。
キャストがしやすく、ガイド軽も大きいので糸抜けも良いのもポイントです。
アブガルシアトラウティンマーキスナノ（TMNC-575L MB）
5本継ぎのパックロッドになっており仕舞寸法も41センチとコンパクトになります。
レギュラーテーパーの素直なロッドの為、誰でも使いやすいロッドとなっております。
5.7フィートとレングスも6フィートに近い為、大場所、小場所とポイントを選ばず使用できる点もポイントです。
ルアーウェイトも2gから10gまでと幅広い為、流れの強いポイントで重めのスプーンを使用する場合にも最適です。
まとめ
3月からトラウトゲームもいよいよ続々と解禁が始まります。
シーズンインに向けて本格的に準備を進められている方も多いのではないでしょうか。
今年はロッドを変えて今までとは違うアプローチ、ちょっと変わったスタイルで釣りをするとまた違った視点から楽しめるかと思います。
素敵な一匹との出会いがある事を願っております。
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