海釣りには、たくさんの釣り方や釣れる魚種がたくさんいます。
防波堤でのサビキ釣り、サーフでのキス釣りや、船釣りに筏釣りなど、どれも楽しそうですね。
『もし手持ちのバスロッドで間に合うのならとりあえず使ってみたい』
『ロッドの新調を考えているので、どうせなら兼用できるロッドが欲しい』
など、思ったことはありませんか？
そこで今回の記事では、海釣りに使えるバスロッドを10選して選び方や流用条件をご紹介します。
海釣りに使えるバスロッドの特徴
海釣りと言っても、各種釣り方の数だけロッドの種類もあります。
比較的バスロッドは感度が良い上にフッキングしやすいロッドが多いので、兼用できるロッドがたくさんあります。
波止場からチョイ投げする釣りや、チヌの「ヘチ釣り」のように落とし込んでアタリを穂先で聞く釣りなど、バスロッドのキャパシティ内の海釣りがたくさんあります。
遠投が必要な釣りでも、バスロッドのヘビークラスなら、仕掛けにもよりますが、70m～以上投げれるロッドもたくさんあります。
アジング、メバリングなどのメソッド、ジグヘッドのスイミングなどの釣り方はバス釣りでも同じ釣り方をするので、仕掛けもそのまま使えると思います。
海釣りにバスロッドを使うメリット
感度
バス釣りは、ロッドに伝わるアタリや糸の動きを見てフッキングするので、高カーボン製のロッドが多いです。
海釣りでもウキを使わず、ロッドからのアタリを感じてフッキングする釣りがたくさんあります。
アジのサビキ釣りやキスの天秤釣り、テトラ周りの根魚釣りなど、バス釣りと通じる部分が多いのでバスロッドを併用です。
操作性
バスロッドは、さまざまな環境から正確なキャスティングが出来るよう操作性にこだわったロッドが多数あります。
波止場からのサビキ釣りや、チョイ投げしての五目釣りなどするのであれば、7フィート前後のバスロッドが取り回しも良くて使いやすいでしょう。
生きたアジを使い泳がせ釣りで大物を狙う場合でも十分対応できるパワーのあるロッドもたくさんあります。
飛距離
バスロッドは、ルアー釣り用に作られているものなので、アジング、メバリングや、軽めのショアジギングなどはもちろん全般的に使えます。
エサ釣りでは、サーフで簡単に楽しめるシロギスの天秤釣りなどは、遠投も出来て、ボトムを感じながら引いてくる釣りなので、バスロッドが得意とする釣りに入ります。
また、胴付きオモリを使用したチョイ投げ釣りなんかも得意分野です。
海釣りにバスロッドを使うデメリット
長さ
バスロッドは長いもので8フィート前後なので、海釣りでも状況によっては使いづらい場合もあります。
ショアロックや、足元のテトラが積んである堤防は、バスロッドの長さでは障害物を避けて取り込むことがとてもやりにくいです。
そのような環境での釣りなら、磯竿のような振り出しの長い竿の方が断然使いやすいでしょう。
塩害予防
バスロッドは全般的に淡水での使用を前提として作られているものが多いため、海水で使った後は塩害防止のためしっかりと洗浄する必要があります。
メンテナンスを怠ってしまうと、ガイドやその他金属部からサビが出てしまい、あらゆる不具合を起こしてしまいます。
海水で使った後は、しっかりと真水で洗い流しましょう。
海釣りに使えるバスロッドの選び方
フィールド
海釣りで使用するバスロッドを選ぶ際に確認しておくことは、釣りをするフィールドの状況を知る必要があります。
足場の良いファミリーでも楽しめるようなフィールドなのか、堤防の周りにはテトラだらけで、バスロッドでも取り込めるのか？
小規模のサーフならバスロッドでも楽しめますが、大規模遠浅のサーフが何十メートルも続くサーフならバスロッドの長さでは少々厳しいでしょう。
そのような事前情報が必要になってきます。
魚種
バスロッドにもスペックというものがあるので、許容範囲内であれば問題なく使用できますが、あまりにもオーバースペックになる魚種の釣りを選んでしまうと、破損の恐れがあります。
海釣りでは、思いがけない大物がヒットしてしまうことが良く起きるので、スペックには余裕をもってロッドを選ぶようにしましょう。
仕掛け
海釣りの仕掛けにはいろいろなものがあります。
例えばアジ釣りのサビキ釣りのように、長めの仕掛けではありますが、縦に上下する釣り方なので取り込みやすいです。
ですがキス釣り、カレイの天秤仕掛けなどは、竿の長さと足元のスペースを考えておかないと取り込みにくいことがあります。
仕掛けの長さと、足元の高さやスペースを知っておいた方がストレスなく釣りを楽しむことが出来ます。
海釣りに使えるバスロッドおすすめ10選
シマノゾディアス（172ML）
シマノで人気のバスロッド、ゾディアス172MLは、重めのルアーをバーサタイルに扱えるロッドです。
海釣りで使うのならロックエリアで根魚をテキサスリグや直リグなどで狙うのに適したロッドです。
エサ釣りで使用するなら胴付き仕掛けにオキアミやゴカイを付けてチョイ投げして五目釣りするのも面白いと思います。
もちろん堤防でのサビキ釣りにも使えます。
シマノバンタム（274MH）
シマノのバンタム274MHの特徴は、ルアーウエイトが5～21gまで対応してるというキャパの広さです。
バス釣りではヘビキャロを得意とするロッドなので、海でのルアー釣りで使うならライトジギングがおすすめです。
エサ釣りならサーフでのキス釣りにおすすめです。
このロッドなら重めの天秤仕掛けでも、しっかり飛ばしてくれます。
ダイワリベリオン（722HFB）
オレンジのスタイリッシュなデザインに惹かれるおしゃれなロッドです。
42gまでがウエイトキャパなので、海でルアーを投げるならシーバス釣り全般のルアーは扱えるかと思います。
『X45』『ブレーディングX』構造なので、ねじれに強いパワフルなロッドで、思いがけない大物相手でも心配なく取り込めます。
メジャークラフトDAYS（692ML）
6フィート9インチなので長すぎず短すぎず、汎用性が非常に高いです。
海釣りと兼用するなら特におすすめのロッドになります。
海釣りでルアー使用するなら軽めのミノーでシーバスを狙うのに適したロッドです。
漁港なら軽めのメタルジグや、ジグヘッドのミドストでメバル釣りも面白そう。
エサ釣りに使うなら、軽めのウキ釣り、チョイ投げなど楽しめます。
アブガルシアホーネットスティンガープラス（832ML‐LD）
8フィート越えの広範囲を探れるロングスピニングロッドで、琵琶湖のような広大なフィールドで活躍するロッドです。
10g前後までのウエイトキャパなので、ルアーなら小型ポッパー、ミノーなどで、河口でチニングに飛距離も出て、取り回しも良い丁度よいロッドかと思います。
ロッドの長さがメリットとなる胴付き仕掛けで、アジやカサゴなど、五目釣りをするのに適したロッドです。
デプスサイドワインダー・スラップショット（HGC‐76xx）
スラップショットは30ポンドまでのラインを使えるヘビーなロッドです。
カバーからバスをブッコ抜くストロングスタイルを得意とする、重量級バーサタイルロッドです。
キス釣り用の重めの天秤仕掛けをサーフで遠投して、キスやマゴチなどを狙ってみましょう。
他にも、一発大物狙いで、アジの泳がせ釣りに使用するのも良いと思います。
大型青物にも負けない熱いファイトが楽しめます。
デプスサイドワインダー・ストロングマインド（HGⅭ‐83∞R）
サイドワインダースタイルマインドはバスロッドの中でも最強レベル、ルアーウエイト2kgまで投げれるビッグベイトを操るためのパワースタイルロッドです。
海釣りで使うのなら、大物狙い泳がせ釣りも良いでしょう。
ロックエリアで重めのテキサスリグ、直リグなどで大型根魚を狙ってみましょう。
根魚や、青物はすぐ瀬に潜ろうとするので、一気に中層まで引き上げるパワーが必要です。
エバーグリーンヘラクレスファクト（65ULST）
ヘラクレスファクトは、バストーナメンターの福島健プロがプロデュースしたルアーウエイト5gまでのフィネススピニングロッドです。
ライトリグや軽量ルアーに重心を置いたルアーで、海釣りで使うなら、アジング、メバリングに適したロッドです。
漁港の湾内を、ジグヘッドで廻っていくなら最適です。
しかもソリッドティップロッドなので、繊細なアタリもしっかりとらえてくれます。
シマノエクスプライド（259SUL‐S）
シマノエクスプライドは、操作性に特化したマイクロベイトを使用する前提で作られた繊細ショートロッドです。
シェイクしたり食わせのアタリを取るためにソリッドティップになっていて、繊細なアタリも確実に吸い込んでくれる設計になっています。
このロッドを海で使うなら、アジングです。
極小ジグヘッドのミドスト時のアジのアタリもダイレクトに感じれるロッドです。
メガバスオロチカイザ（F5‐68K）
メガバスから、中～重量級のルアーをバーサタイルにカバーするオロチカイザは、バットパワーがありティップの感度もある何でもこなす必須の1本です。
オロチカイザを海釣りで使うなら、ロックエリアでのハタ、アイナメなどの大型根魚をテキサスリグなどボトムを狙う釣り方におすすめです。
28gまでのウエイトキャパなので重めのジグをフルキャストできます。
まとめ
バスロッドの感度の良さと、遠投性能、操作性は海釣りでも使えるロッドがたくさんあるので色々と使ってみてください。
皆様の海釣りの参考になれば幸いです。
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